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2022.02.26

ビックカメラ有楽町店の販売員が推薦！ズボラ家事にも役立つ「ほったらかし家電」

新型コロナの影響で、家で過ごすことが多くなった昨今。自宅にいる時間が長くなるほど、比例して増えていくのが、やらないといけない家事の量だ。料理の回数はもちろん、掃除する必要性も増える一方…と、なかなか落ち着いた時間が持てない人も少なくないだろう。

そんな忙しい日々を楽にしてくれるのが、ボタンを押して“ほったらかし”にできるハイテクな家電たち。ご自身もさまざまなアイテムを駆使しているというビックカメラ有楽町店の家電コーナー主任・古谷野歩さんに、お薦めを紹介してもらった。

ホーローの内鍋が使える！デザインもおしゃれな自動調理鍋

「自動調理なべ STAN.」（象印マホービン ZOJIRUSHI）

コロナ禍での自炊増加により、話題を集めている家電が、材料を入れてボタンを押すだけで、煮込み系などの手間の掛かる料理が作れる自動調理鍋。「以前は冬の問い合わせが多かったのですが、巣ごもり需要でレシピがネタ切れの方や時短したい方に人気で、今は年中通して問い合わせがあります」と、古谷野さんも注目度の高さを肌で感じるそうだ。

炊飯器のようにホーロー製の内鍋をセットして使用

近年の盛り上がりから目に付きやすい場所へと移された売り場には、各メーカーの商品がズラリ。中でも古谷野さんが太鼓判を押すのが、自身も実際に愛用されているという象印の「自動調理なべ STAN.」だ。

「毎回洗うパーツが3つのみでお手入れが簡単です。また内鍋がふた付きのホーロー製なので、調理後に料理をそのまま冷蔵庫で保存でき、直火で温め直せる点も魅力です」と自らの経験から便利さを語ってくれた古谷野さん。実際、この使い勝手の良さに引かれて、商品を購入する人も多いのだとか。

パック調理で主菜と副菜を同時に作ることも可能

デザイン性も高いシンプルなボタン操作も人気の理由

お任せの自動調理には「カレー/シチュー」「スープ」「煮物」「米調理」の4つのコースがあり、ジップ付き食品保存袋に食材を入れて作る“パック調理”にも対応。特に、このホーローの内鍋は、2種類の同時調理ができ、主菜と副菜が一緒に作れるあたりも、時短のポイントといえそう。タイマー予約機能で、朝セットして帰宅早々、熱々の夕食がすぐ食べられる超便利アイテムだ。

コロナ禍で売り上げ増加！細かなニーズに応える“ほったらかし家電”

「発酵フードメーカー（ヨーグルトメーカー）」（BRUNO ブルーノ）

コロナ禍でグッと売れ行きを伸ばしている調理家電では、“（スプーン一杯のヨーグルトを入れた）牛乳パックをそのままセットするだけ”という手軽さで人気のヨーグルトメーカーも。

中でもBRUNOの「発酵フードメーカー（ヨーグルトメーカー）」は、キュートなカラーリングが目を引くアイテムで、「かわいらしいデザインが若い女性に人気です。プレゼントとして買われる方も多いですね」（古谷野さん）とのこと。この手軽さに加え、発酵食品ブームで注目が高まっている甘酒なども作れてしまう優れものだ。

「レトルト調理器 レトルト亭」（アピックス APIX）

さらに古谷野さんも「1月末に発売されて、すぐに購入しました！」と語るなど、家電のプロをも驚かせたアピックスの「レトルト調理器 レトルト亭」は、パウチをそのまま入れてダイヤルを回すだけでレトルト食品を温めてくれる、ありそうでなかったアイテム。余計な洗い物を出さない上に、湯煎用の鍋が空いていない…といった“ひとり暮らしあるある”も解消。在宅ワークで、お昼ご飯にパッと食べたいときなど、今の世の中にマッチした商品だ。

ひとり暮らしの手狭なキッチンにも設置できる！食洗機で調理後も楽々

「食器洗い乾燥機 NP-TSP1-W」（パナソニック Panasonic）

調理以上に面倒くさいのが洗い物。あると便利な食洗機だが、手狭なキッチンや賃貸物件の場合、サイズ感や水栓工事が必要というハードルで諦めている人も多いはず。そんな問題を解消する商品として、「食器洗い乾燥機 NP-TSP1-W」が最近の売れ筋だという。

最大の特徴はシンク脇に収まる奥行き30cmほどのコンパクトなサイズ感。さらに工事不要、水を入れるだけのタンク式で、昨年11月に発売されたばかりにもかかわらず、多くの反響が寄せられているそう。「この商品が発売されたことで、以前、食洗機を諦めた方がもう一度、来店されるケースが増えています。賃貸に住まわれている方からの問い合わせも多いですね」（古谷野さん）。

室温や水温からAIが自動的に適正な運転モードを自動で判断してくれる高機能で、余計な手間が掛からないのもうれしい。パナソニック社製という安心のブランド力もあってか、「これなら食洗機を買っても…」と、ついソノ気にさせられてしまうアイテムだ。

パナソニックのタイプ別「食器洗い乾燥機」

ゴミも自動で処理が当たり前！驚きの進化を遂げたロボット掃除機

「ルンバ i3+」（iRobot）

そして最後に紹介してもらったのが、ロボット掃除機のパイオニア、アイロボットのルンバ。その中でも比較的手の届きやすいモデルが、アプリ設定不要で使えるシンプルな操作性でも人気の高い「ルンバ i3+」だ。

まさに“ほったからし家電”の代表ともいえるルンバだが、同モデルの最大の魅力について「ダスト容器が充電ベースに付いていて、自動的にゴミを紙パックに移動してくれる。しかも、最大60日間分ゴミをためることができます」（古谷野さん）と、推しの理由を教えてくれた。その進化には驚かされるばかりだが、「ゴミの処理が2ヵ月に1回でいいなんて、どんなに助かるだろう」と思う人は筆者だけではないはずだ。

ビックカメラ有楽町店（※写真は2月2日に撮影）

全国のビックカメラ店舗の中で最も売り上げが高く、商品ラインアップも豊富な旗艦店である有楽町店。実際に来店しても、その売れ筋・特徴などがひと目で分かる陳列ぶりは、眺めているだけでも楽しいショーケースのようだった。今回の商品以外にも、日々の生活をサポートしてくれる便利家電がきっと見つかるはずだ。

まだまだコロナの終息が見えず、何かとストレスがかかる毎日…。それだけに、便利なハイテク家電の力を借りながら、快適なおうち時間を過ごしたいところだ。

※店舗や時期によって在庫状況は異なります。また価格変更や販売終了などになることがありますのでご了承ください。

取材・文＝野宮ジュン 撮影＝押木良輔