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5月9日はアイスクリームの日!アイス研究家お薦めの「極上ミルクアイスの世界」

目次

・厳選された一頭の牛乳を使用!「[Ice Cup] 極上プレミアムミルクアイス」
・皇族のために作られた伝統の一品「スノーロイヤル」
・無調整の生乳故に季節によって風味が変化!「きよミルク」
・完全予約制でクオリティーを担保!「ウーノアイス」

 

心地良い陽気が続き、アイスが食べたくなる初夏の季節。来る5月9日には、1964年に東京アイスクリーム協会(現:日本アイスクリーム協会)によって制定された“アイスクリームの日”を迎える。

昨今はさまざまなジャンルにプチぜいたくの波が押し寄せているが、それはアイス業界も例外ではないよう。1歳1カ月からアイスを食べ続け、人生で食べた総数は52,000個以上というアイス研究家のシズリーナ荒井さんいわく、「ぜいたく感や満足感が得られるゴージャスなアイスが登場している」という。

「例えば、ご褒美アイスの代名詞である『レディーボーデン』『ハーゲンダッツ』は秋冬も堅調で、年間通して売上を伸ばし、通常品(年間通じて発売されているレギュラー商品ブランド)をワンランクアップさせた新ラインナップが加わるなど、アイス業界に新しい動きが出ています」

そんなぜいたく感が味わえるアイスの中から、今回は「アイスクリームのベースとなる牛乳のおいしさを知ってほしい」とシズリーナ荒井さんがお薦めする、極上のミルクアイスを紹介する。

厳選された一頭の牛乳を使用!「[Ice Cup] 極上プレミアムミルクアイス」

血統書付きの最上級のアイスは、軽やかだが濃厚という別次元の一品

「素材から製法まで、こだわりにこだわり抜かれたアイスです」と紹介してくれたポアール・デ・ロワGINZAの「[Ice Cup] 極上プレミアムミルクアイス」は、1カップ1,200円を超えるリッチな商品。「鮮度の高い産地直送のフルーツを加工することで、フレッシュかつ一番食べ頃の状態で冷凍保存したアイスクリームを提供しています」とシズリーナ荒井さんが語る通り、高品質なポアール・デ・ロワGINZA商品の中でも特にプレミアムな逸品だが、それには理由がある。

「選び抜かれた一頭の牛のみからとられた牛乳を使っています。血統書付きなので、生産者の顔だけでなく、牛の顔まで分かってしまうアイスクリームです。食感はシャーベットのように軽やか。しかし、口に入れた瞬間ミルクのおいしさと濃厚さを覚える一品です」(シズリーナ荒井さん)

<商品情報>

ポアール・デ・ロワGINZA「[Ice Cup] 極上プレミアムミルクアイス」

1,296円(税込)

https://store.poire.jp/shopdetail/000000000026/icecup/page1/recommend/

 

皇族のために作られた伝統の一品「スノーロイヤル」

50年以上の歴史を誇る「スノーロイヤル」は、数量限定での販売となっている

1968年、北海道百年記念式典で北海道を訪問する昭和天皇のために「最高のアイスクリームを作ってほしい」という宮内庁の依頼に応え、2年間に及ぶ試作の末に完成した、かつてないタイプのアイスクリームが、1961年創業の北海道の老舗・雪印パーラーの「スノーロイヤル」だ。

「開発から50年以上たった今でも『スノーロイヤル』のイメージは色あせることなく、令和にまで雪印ブランドの一つとして引き継がれています。甘さ控えめで、かつ卵を使用していないので、ミルク本来の味わいを感じられ、フワッとした食感が特徴的。濃厚でしっかりとミルクのおいしさやコクを感じられますよ」(シズリーナ荒井さん)

<商品情報>

雪印パーラー「スノーロイヤル」140m1カップ10個セット

5,330円(税込)

https://item.rakuten.co.jp/snowparlor/ice_004/

 

無調整の生乳故に季節によって風味が変化!「きよミルク」

「きよミルク」は生乳を4日間じっくりと火にかけるなど、丁寧に作られている ©2022 あだたらのちち株式会社

福島県あだたら地域の生乳のみを使用して作られているのが、あだたらのちちの「きよミルク」。工場での販売は、土日の2日間限定でそれ以外はすべてアイスの製造に時間をかけているというこだわりぶりで、シズリーナ荒井さんいわく「生乳をじっくり煮込むことにより練乳と生キャラメルの良いところ取りの味わいです。ミルクアイスなのに喉が乾きにくく、喉越しまで楽しめるアイスクリーム」なのだそう。

アイスには珍しい瓶の容器は、シズリーナ荒井さんが開発に携わったそうで、アイスが空気に触れる部分が少ないため、風味をより楽しめるというこだわりが詰まっている。「あまりにも素材や製造にこだわり過ぎており、賞味期限が製造から1週間と限られています。無調整の生乳にこだわっているため、夏と冬の風味が違うのも面白いです。夏には牧草の香りが感じられ、冬には生乳本来の甘さも相まってよりコクを感じられます」(シズリーナ荒井さん)

<商品情報>

あだたらのちち「きよミルク」

4,000円(税込)※6個入り

https://store.findfukushima.jp/products/kiyomilk

 

完全予約制でクオリティーを担保!「ウーノアイス」

牛にとって最適な気候の下で作り上げられる「ウーノアイス」

北海道最北端の稚内市にほど近い天塩町にある宇野牧場の「ウーノアイス」は、完全予約制という特別感の高いアイスクリーム。「牛は寒さに強く暑さに弱い動物なので、夏は冷涼な気候の天塩町は牛にとって最適です。日本海の潮風と雄大な野山に囲まれ、厳しくも自然の恵みにあふれた地で放牧酪農をしている牛乳から作られたアイスクリームは安定のおいしさを保っています」とシズリーナ荒井さんも太鼓判を押す。

「作り置きせず、毎月出来たてのアイスクリームをパッケージングして発送するこだわりよう。60グラムで324円は、ひと口がプレシャス。牛にとっての環境がとても良く、年中おいしいアイスが楽しめるのもポイントです!」(シズリーナ荒井さん)

<商品情報>

宇野牧場「ウーノアイス」

324円(税込)

https://shop.unomilk.jp/items/28948220

 

「ミルクアイスとしてひとくくりにおいしいとするのではなく、産地や製法によって異なる、それぞれのおいしさを知ってほしい」というシズリーナ荒井さんのこだわりが詰まった今回のセレクト。少しぜいたくなアイテムではあるが、どれも個性豊かでその奥深さを象徴しているミルクアイスばかり。ぜひこの機会に手に取ってみて、その深淵なる世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。

※店舗や時期によって在庫状況は異なります。また価格変更や販売終了などになることがありますのでご了承ください。
文=野宮ジュン

シズリーナ荒井

年間4,000種類以上のアイスクリームをテイスティングするアイス研究家。イートデザイナーとして市販アイスのアレンジレシピや企業同士の商品コラボを手掛けるほか、アイスの監修も行う。著書に「コンビニ&スーパーのアイスが極上スイーツに! 魔法のアイスレシピ」(KADOKAWA)がある。

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