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お部屋のアクセントにもうってつけ! 100円ショップのアイテムでできるインテリア照明の作り方

目次

初心者でも無理なく楽しめて、お財布にも優しい100円ショップのアイテムを使ったDIY術。以前にも紹介した100円ショップで購入できるLEDライトを活用したインテリア照明の作り方の応用編として、今回はキッチン用品を使ったユニークなライトなど2点を紹介。工具や水性塗料なども使うため、賃貸でもより本格的なDIYを楽しみたいという方にぴったり。使用する材料の素材やカラーはお好きな物を用意して、自分だけのオリジナルライトを作ってみよう!

ストリングアートで楽しむ「ディスプレイライト」

昼間はライトなしでもオブジェとして楽しめる。壁に立てかけて飾るのがおすすめ

くぎに糸を巻きつけて模様を描くストリングアートにケーブルライトを絡ませれば、ワンランク上のインテリア照明に大変身。玄関回りや寝室のインテリアにもぴったり!

<材料・道具>

・お好みの図案
・土台となる木材(12㎜厚が理想)
・マスキングテープ
・くぎ(25㎜が理想。使用する木材の厚さに合わせる)
・金づち
・鍵編み用の毛糸
・LEDケーブルライト

<作り方>

1.板のサイズに合わせてお好みの図案を紙に印刷したら、それを土台となる木材にマスキングテープを使って固定。金づちを使って図案に沿ってくぎを打つ。この時、グラグラしないよう、しっかりとくぎを打ち込もう。打ち終わったら横から見て、くぎの高さをそろえる。

<ポイント>

土台がしっかりしていないとくぎが倒れてしまうので、木材が薄い場合は木工用ボンドで2枚張り合わせると強度が増す。さらに、強度を上げたい時は、四隅にビス(小ネジ)を打ち込もう。

2.図案のラインに合わせて毛糸を巻いていく。毛糸はもこもこしていない細いものがベスト。たるまないようしっかりと張りながら巻こう。

<ポイント>

糸の巻き方が緩いとくぎからほどけてしまうので気を付けて。同じ所を2~3回巻いてもOK。途中で複数箇所留めながら行うと一気に糸がほどけてしまうのを防げる。

3.全てのくぎを通したら糸を結んで図案の紙を破り取る。最後に好きな所にケーブルライトを巻き付ければ完成。

<ポイント>

ストリングアートとのバランスを考えて、ケーブルライトは電球が小さい物を選ぼう。

<アレンジ法>

©chiko

板をペイントすれば見た目も雰囲気もグレードアップ! しっくい風の塗料を使ってナチュラルに仕上げるのがchikoさん流。スポンジでラフに塗り広げて、ほんのりデコボコ感を残すのがポイント。

「板の色を明るく塗ったら糸は濃色に、板の色を暗く塗ったら糸は淡色にするなど、土台と糸のコントラストをはっきりさせるとストリングアートが際立ちます」(chikoさん)

キッチングッズを簡単リメイク「鍋ぶたライト」

室内ではもちろん、キャンプなど屋外での使用もおすすめ

アンティーク電球に見立てたガラス瓶に、ペイントした鍋ぶたのシェードを組み合わせればレトロな雰囲気あふれるライトの完成!

<材料・道具>

・鍋ぶた
・スポンジ
・ビニール手袋
・養生用の新聞紙
・水性塗料(プライマー 透明)
・ナチュラルミルクペイント(ブラック水性)
・メタリックペイント(ブロンズ)
・ふた付きのガラス瓶(※取材時は約13cm長のものを使用)
・キリ
・引き出し用つまみ
・ドライバー
・LEDキャンドル
・両面テープ
・つり下げ用のアンティーク風チェーン
・キーホルダー用の金具

<作り方>

1.鍋ぶたの持ち手を外し、水性塗料(プライマー 透明)をスポンジで塗る。ツルツルした素材には塗料が密着しにくいため、必ずプライマーで下処理をしよう。

<ポイント>

ペイントを行う際は、必ず養生してビニール手袋を装着する。乾かす時間は商品によって異なるため、パッケージに記載されている説明に従って。乾かす時間を短縮したい時はドライヤーを使うとよい。

2.プライマーが乾いたら、色の土台となるナチュラルミルクペイント(ブラック水性)をスポンジで塗る。

3.2のミルクペイントが乾いたら、上からスポンジを使ってメタリックペイント(ブロンズ)を塗る。

<ポイント>

メタリックペイントは、スポンジでポンポンたたくように塗るのがおすすめ。黒が少し見えるようにムラっぽく塗るとアンティーク感が出る。

4.瓶のふたの中央あたりに、キリを使ってネジが通る大きさの穴を開ける。

<ポイント>

キリで穴を開ける際は手をケガしたり、周囲を傷つけないよう注意する。使用する瓶は、ふたがペコペコした柔らかいものを選ぶと穴が開けやすい。また、実際にお店で鍋ぶたとガラス瓶の大きさを合わせてみて、バランスが良い物を選ぼう。

5.ガラス瓶のふたの裏側から4で開けた穴にネジ(引き出し用つまみの付属部材)を差し、さらに鍋ぶたの穴にも通す

6.鍋ぶたの表側から出ているネジの先端に引き出し用つまみを回して取り付ける。ガラス瓶のふたの裏側からネジの頭部をドライバーでしっかり締める。

7.LEDキャンドルを点灯してガラス瓶の底に入れ、しっかりふたを閉めたら完成!

<ポイント>

LEDキャンドルをしっかり固定させたい時は、ボトルの底に両面テープを貼る。また、つり下げて飾りたい時は、引き出し用のつまみにチェーンを付ける。もしチェーンを付けられるような輪っかタイプのつまみがない場合は、つまみにキーホルダー用の金具を付けるとチェーンを引っ掛けられる。

<アレンジ法>

鍋ぶたを色付けするための塗料は、作りたいテイストや好みによって色を変えることで自分らしさを演出できる。

こだわりのオリジナルライトを紹介!

chikoさんに教わったインテリア照明以外にも、100円ショップのアイテムを使えばオリジナリティーあふれるライトを作ることができる。ここでは、SNSで見つけたすてきな作品を紹介。思わずマネしたくなるアイデアばかり!

出典:Instagram「@yuri_yury_」

レースを使ってアンティーク調に

お気に入りのアンティークレースを自作したボタニカルブローチで固定。レースは柔らかい素材のものを使用することでフンワリ感を演出しています。ブローチは身に着けるだけでなく、インテリアとしても活用可能♪

出典:RoomClip「@taka」

貝殻の隙間からこぼれる光にときめく

白い貝殻をグルーガンでつなぎ合わせ丸く組み立てました。貝殻の向きや大きさで仕上がりの丸さが変わる点に一苦労。ライトを点灯した時の幻想的な雰囲気と、ライトを点けなくてもインテリアとして楽しめる点がお気に入りです!

「こんなものが欲しい!」と思ったら、DIYするのも豊かな暮らしのひとつ。まずは100円ショップのアイテムを活用して気軽にトライしてみては?

取材・文=野中かおり 撮影=永田正雄
©DAISO ©Seria

※店舗によって品ぞろえが異なり、在庫がない場合がございます。また、掲載商品は取材時点のものであり、現在お取り扱いしていない場合があります。
※LEDライトであっても発熱するのでご注意ください。

chiko

DIYクリエーター、インテリアデザイナー、空き家DIYプロデューサー。SNSでDIYのアイデアを発信しながら、雑誌やWEBサイトのDIY記事を執筆・監修。「WAGON WORKS」として作品・商品を販売するほか、各地でワークショップや講演、DIY実演などを行う。フジテレビ「7 RULES セブンルール」などメディア出演多数。著書に『Let's DIY! カフェみたいなお家をつくろう』(宝島社)がある。

 
 

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