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小物や壁のアレンジに挑戦! マスキングテープでお部屋のインテリアを“ちょこっと”変身

目次

しっかり貼れるのに簡単に剝がせて種類も豊富なマスキングテープは、貼るだけで小物やインテリアの雰囲気を一変させられる“神アイテム”としてDIY好きから注目されている。ホームセンターや100円ショップ、文具店、雑貨店などでリーズナブルに入手できる気軽さもポイントだ。今回はマスキングテープを使ったDIYアイデアを紹介しよう。

マスキングテープは賃貸住宅DIYの最強アイテム

賃貸住宅でDIYを楽しむには原状回復が必須条件だが、そんな時に重宝するのが貼って剝がせてのり残りもしにくいマスキングテープ。SNS上にもマスキングテープを使った賃貸住宅DIYのアイデアが多数アップされている。一般的な15mm幅タイプは色柄が豊富なため、小物アレンジやウォールデコを楽しむのに最適。また、100円ショップなどで「リメイクテープ」として販売されている幅広タイプは、広い面を一気に仕上げたい時に便利。用途やアイデアに合わせて使い分けてみよう。

マスキングテープを貼る時に注意したいこと

マスキングテープは貼る面が汚れていると剝がれやすくなる。さらに、貼りたい場所や物がぬれているとテープの色が染みてしまうことも。そのため作業を始める前に、乾いた布で付着しているほこりや水分を拭き取っておこう。高温になる環境では粘着剤が残ってしまう場合があるので、直射日光が当たる場所にテープを貼るのは避けよう。

砂壁・土壁・繊維壁などにはくっつかないので注意。長期間貼りっ放しだとテープが剝がれにくくなるため、原状回復したい物に貼った時は数カ月たったら剝がした方が◎。

切り貼りだけの小物アレンジ集

マスキングテープを切って貼るだけで、シンプルな小物がオリジナリティーあふれる一品に! マスキングテープは失敗しても何度でも貼り直しが利くので、不器用な人やDIY初心者でも大丈夫。最初はシンプルな小物に自分好みのマスキングテープを切って貼るだけの簡単アレンジから挑戦してみよう。

<スイッチプレート>

シンプルが故に浮いてしまう…そんなスイッチプレートを部屋の雰囲気になじませたい時におすすめ。接触が多い部分だから、こまめに張り替えれば清潔感もキープ! 角のカーブ部分は、放射状に数本切り込みを入れてからプレートの裏側に折り込むときれいに仕上がる。使用する素材は10cm幅のリメイクテープがおすすめだが、一般的なマスキングテープ(15mm幅)をライン状に貼ってもOK。その場合は、隣の列に1mmほどテープを重ねて隙間なく仕上げよう。

スイッチプレートはホームセンターの電気工具売場などで100円前後と安価で売られているので、せっかくなら賃貸住宅の作り付けの物をそのままデコレーションするよりも、新しい物を用意してアレンジを楽しんでみては?

<植木鉢カバー>

室内に植物を飾る時は床が汚れないように受け皿を使うが、ちょっと見た目がスマートじゃない…。そんな悩みをおしゃれに解決してくれるのが空き缶を活用した鉢カバー。受け皿の機能を備えつつ、デザインの幅も広がるのでインテリアのワンポイントにもぴったり。けが防止のためペンチで切り口を内側につぶした空き缶に、マスキングテープを貼るだけで完成! 空き缶に紙ラベルが付いている場合は事前に剝がしておくと、よりきれいな仕上がりに。

数種類のマスキングテープを使ってモザイク風に仕上げれば、ポップでかわいらしい印象にできる(写真右)。1cm角にちぎったテープを絵の具で落書きするような感覚でラフに貼っていくと味わいが出る。また、1種類のリメイクテープを貼っただけでも雰囲気が大きく変化(写真左)。幅広のリメイクテープを活用すれば作業の時短にも!

<ボックスティッシュ>

花柄やブランド名が大きく描かれた生活感いっぱいのボックスティッシュも、マスキングテープを貼るだけで好みのテイストに大変身。箱を一旦解体して裏側にテープを貼れば、下地の透けを気にせずデコレーションが楽しめる。もしそれでも透け感が気になる場合は、下地より濃い色のテープを使ったりテープを重ね貼りしてみて。

折り込みが短いと剝がれやすくなるので、テープを貼る際は箱の端から1~2cmはみ出す長さにするのがベスト。マスキングテープを貼った箱は強度が増すので、繰り返し使えてエコにも。中身がなくなったら、箱のないリーズナブルなソフトパックティッシュを詰め替えよう!

マスキングテープで「クリスマスリース風ウォールデコ」を楽しもう

マスキングテープは小物以外にも、さまざまなアレンジに使える。今回は、クリスマスが近づくこの時季にぴったりのクリスマスリース風のウォールデコを紹介。「ツリーやリースを飾るのが難しい」という人でも場所を取らずにできるので、ぜひ挑戦してクリスマス気分を盛り上げよう! ゴールドやグレー、シルバー、ブラウンといったナチュラルシックな色合いでまとめると、インテリアにもなじむ大人っぽい仕上がりに!

<材料・道具>

・ 丸い厚紙(直径約20cm)※皿などで型取りする
・ マスキングテープ(15mm幅)
・ A4紙
・ はさみ
・ 両面テープ
・ グルーガンまたは瞬間接着剤
・ デコレーションシール

<作り方>

1.皿などで型取りした丸い厚紙を両面テープなどで壁に貼り、その外周に沿ってマスキングテープで輪を描く。この時、マスキングテープは長さ約2.5cmに手でちぎりながら貼っていく。

2.厚紙を外し、1で作った輪の内周に沿ってマスキングテープを2列貼り、幅を太くしたら土台の完成。隣の列に2mmほどテープを重ねて隙間なく貼っていこう。

3.A4紙の長辺にマスキングテープを貼り、はさみで切る。

4.2等分→4等分→8等分→16等分と細かく折り込みながら、32等分の蛇腹折りにする。

5.両面テープで端と端をつなげて輪にする。

6.折り目が放射状になるように縮めてから、中心をグルーガン等で固める。折り目が広がりやすいので、素早く固まるタイプの接着剤がおすすめ。

7.表側の中心にデコレーションシールを貼る。3~7を繰り返してペーパーファンを13個程度作る。

8.土台に両面テープでペーパーファンをバランスよく貼り付けたら完成。土台にデコレーションシールを付け足せば華やかさアップ!

<アレンジ法>

クリスマスが終わったら、ゴールドの土台はそのままで、ペーパーファンを紅白に変えたり、梅の花や松葉などの縁起物(軽くて両面テープで貼れる造花やフェイクグリーンがおすすめ)を加えて、お正月飾りにリメークしてみよう。

特別な工具を使わずに部屋の雰囲気を変えられるマスキングテープ。使い方次第でアイデアは無限!

しっかり貼れてきれいに剝がせるというメリットを上手に活用して、自分らしいインテリアを思いっきり楽しもう!

監修・文=野中かおり、撮影=下村孝

※賃貸住宅の場合、ご退去時お客さまにてご入居時の状態に戻していただく(原状回復)必要がございます。

 
 

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