掃除・収納

“夏の中間掃除”で大掃除の負担が激減!年末がぐっとラクに♪

油汚れや水を使った掃除にうってつけの季節である夏。それらの掃除を習慣付けることで年末の負担を軽くする賢い掃除サイクル、始めてみませんか?

目次

年末の掃除負担をほんの少し夏にスライド

大掃除といえば年末が大定番。でも実際は、日照時間が短く寒いうえ、仕事やイベントで忙しく、掃除に適した時季とはいえません。

そこで提案したいのが、夏のうちに汚れを軽くリセットしておく“夏の中間掃除”。気温が高いこの時期にはかどる「油汚れ」と「水を使った掃除」を重点的に進めておけば、年末は軽く整えるだけで済むようになります。

「大掃除にすべてを詰め込まないと決めて、夏にも分散する習慣ができるといいですね。そのためには、夏の掃除も1日ですべてやろうとせず、何日かに分けて取り組むのがおすすめです」(大津さん)

気温の高さを味方に油汚れに挑む!

気温が高い夏は、油が固まりにくく、汚れの粘度が低下します。そのためキッチン周りの油汚れも洗剤となじみやすく、スムーズに落とせます。特にアルカリ性洗剤は、温度が高いほど洗浄反応が促進される性質があり、冬場にはゴシゴシこすらないと落ちないような頑固な油汚れも、夏場なら軽いひと拭きでOKなこともあるほどです。

こんな場所を!

●レンジフードはカバー、フィルター、ファンを洗浄
●ガスコンロは五徳、バーナーリングを重点的に
●ベタつきが広がるキッチン壁面も忘れずに!

夏場なら水掃除もツラくない!

寒さが厳しい冬は、水仕事がおっくうになる季節。水が冷たく、最強の掃除道具である“手”の動きが鈍くなり、作業効率もダウンしがちです。一方、夏は水の冷たさがかえって心地よく、手がしっかり動きます。スポンジや布を握る力も自然と入り、汚れにしっかりアプローチできるため、掃除はぐんとはかどります。実は夏こそ水を使った掃除に最も適した季節なのです。

こんな場所を!

●サッシはホコリ汚れをブラシでかき出してから水洗い
●窓ガラスはから拭き&水拭きでピカピカに
●網戸を水拭きして爽やかな外気を取り込む!

取材・文=杉原由花 イラスト=ヨシカワミノリ

教えてくれたのは

大津たまみ

1970年生まれ、愛知県出身。一般社団法人日本清掃収納協会会長。株式会社アクションパワー取締役会長。一般社団法人生前整理普及協会代表理事。清掃収納マイスター1級認定講師のほか、ジュニア片付け収納マイスター認定講師、風水師の資格も。「お掃除お片づけ」のプロとして30年以上のキャリアを持つ清掃業界のカリスマ的存在。年間200本以上の講演のほか、テレビ・雑誌・ラジオなどで片づけや掃除法を伝授する

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