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貯金したいなら3つの習慣!2023年の年間貯金計画

目次

年の変わり目は、心機一転、新たな取り組みを始めるのにぴったりな機会です。貯金が苦手だなという方も、2023年は無駄遣いを減らし着実に貯金額を増やしたいと考えているのではないでしょうか。

単純に使っていない分を貯金に回してきたという方も、具体的な目標を達成するためには、月の予算を立ててその中で生活する必要があるかもしれません。2022年のご自身の貯金計画を振り返りながら、2023年の新しい貯金計画を一緒に考えていきましょう。

今回は、貯金を計画的に行っていくための3つのポイントと貯金の心構えをご紹介します。

Point1:所得の利用内訳を決めておく

まずは、2023年の終わりを思い描くことから始めます。具体的な貯金額の目標を決めましょう。

目標が決まったら、毎月の予算を割り振っていきます。収入がおおよそ予想できる給与所得や固定収入をベースに、月別の目標と生活費を考えます。

主な生活費の項目として、(1)食費、(2)住居費、(3)光熱・水道費、(4)家具・家事用品費、(5)被服及び履物費、(6)医療費、(7)交通・通信費、(8)教育費、(9)教養娯楽費、(10)その他の消費支出、に分類できます。(家計調査 収支項目分類一覧 (2020年(令和2年)1月改定)参照)

ご自身の過去の支出を見ながら、各費用項目にどの程度使っているか確認し、従来の生活スタイルで十分か、何かの項目を削る必要があるか、判断します。具体的な数字に落とすところまで行い、所得が入る前に、使い道を決めておくことが重要です。

Point2:固定費と変動費を分けて考える

月別の支出を考える手順として、固定費と変動費に分けて計画を立てる方法があります。

固定費は家賃や保険料など、あらかじめ支払う金額が決まっている費用です。変動費は食費や交際費など、ご自身の生活スタイルで増減される費用です。

収入から固定費を引いた残りの金額でその月の生活費を考えますが、先に月の目標金額分を抜きます。残額はどの程度になるでしょうか。場合によっては、仕事を変えたり、副業を始めたりして、追加的な収入を得る必要があるかもしれません。それが厳しい方は、目標金額を低く設定するか、生活費を切り詰めていくことになります。

必要最低限の生活で確実に目標を達成したいという人は、固定費自体を下げることも検討します。住居費を含む生活費を抑えられる土地に移ったり、実家で生活したり、さまざまな選択肢を比較してみましょう。そして、固定費と変動費の幅を把握しておきます。

Point3:貯金が続く仕組み作りをする

最後に、貯金は何より継続させることがもっとも重要です。無理なく続けられる仕組みを構築しておきましょう。

例えば、ある月に生活費を抑えられて余裕ができれば、次の月に食費や交際費を少し増やしてみる。あるいは、月に一度はあまり我慢せず、思いのまま過ごす。自分へのご褒美も計画に入れます。

収支を把握することに慣れていない方は、家計管理アプリを使って自動化する方法や、領収書をとっておいてファイリングする方法があります。決済手段別に分けて管理するのも効果的です。

2023年の計画を立ててから、実際に貯金していく中で、ご自身にあった貯金方法は必ずあります。最初は模索しながら、自分のスタイルを見つけていくと良いでしょう。

まずは習慣化!貯金を始める心構え

ダイエットや体づくりに取り組んだことがある方なら、自分を甘やかすチートデイが続くと、元の体調や感覚に戻すことがどれほど大変か実感できると思います。貯金も基本的には同じ性質です。

自分へのご褒美を含め、事前に各費用の枠を決めておきます。

中には、途中で新しいことを始めたくなり一定の支出が必要という場合もあると思います。その時は無理せず、使うべきものに使いつつ、1年間の中でどのように収支を合わせていくか検討します。

そして、定期的に貯金額を確認するようにします。金額が貯まっていくのをみると単純にモチベーションが上がりますし、計画を着実に達成していることを確認し、必要であれば計画の練り直しを行います。最後までやり切るという強い意志を持ちましょう。

まずは、習慣化する!計画を立てられれば、実行あるのみです。まずは貯金の習慣を身に付けましょう。

収入が入った段階で予算に応じて各費用に分類、収支を把握しながら1カ月をその費用の中で過ごす。まずは、このプロセスを繰り返します。

人間は習慣化すると、苦手なことや嫌なことでも継続できるようになります。ご自身で利用限度額を決め、守ることを徹底していきましょう。

プロフィール

三上諒子

大阪市立大学商学部学士課程修了。学生時代にESG投資の有効性に関する研究を行う。 主にESG・サステナビリティ領域の業務に従事、現在は企業のサステナビリティ・ガバナンス構築に向け活動中。地球のサステナビリティには最終的に消費者の力が必要と考え、消費者行動に影響を与えるファイナンシャルプランナーを目指す。

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