掃除・収納

ブラックホールになりがちな洗面台下は“見やすさ重視”ですっきりきれいに収納!

目次

洗面台下の収納は、洗剤や掃除道具、消耗品のストックなど、収めておきたい物の種類がたくさんあります。しかし、ゴチャゴチャで取り出しにくかったり、在庫数が分からず重複して購入してしまうなど、なかなか上手に活用できないと感じている方も多いのではないでしょうか。整理収納アドバイザーである筆者が、一人暮らしでもすっきり整理できる!カンタン収納3ステップをご紹介します。

洗面台下収納がうまくいかない原因は仕分けができていないから!

奥行きが深く、狭くて使いにくいスペースを生かすために、突っ張り棒や引き出しケースを購入して、まずは収納場所をたくさん増やそう!と考えるのは、ちょっと待ってください。

実は、洗面台下収納がうまくいかない最大の原因は、収納グッズの前に「物の仕分けが上手にできていないこと」です。物の仕分けができていないと、洗剤を詰め替えたいタイミングでストックが見つからないなど、小さなストレスを日々感じてしまいがちです。

筆者宅の洗面台下の収納ポイントは、「立ったままでも見やすいこと」。扉を開ければ在庫が一目瞭然、しゃがんで奥まで手を伸ばさなくてもさっと取り出せる、そんな収納が理想だと感じています。

そこで、身支度がスムーズにできる、ストック整理もラクになる、洗面台下のカンタンお片付けの3ステップを解説いたします。

カンタンお片付けSTEP1:中身を出してグループ分け

まずは、今ある全ての物を、いったん全部出してみましょう。そして、5つのグループに分けていきます。

  • お風呂で使う物
  • 洗顔、メーク、歯磨き、身支度で使う物
  • 洗剤、洗濯で使う物
  • 掃除で使う物
  • もう不要な物(中身がない、消費期限切れ、開封時期が不明、汚れが取れない、壊れているなど)

不要だと判断したら、これを機に処分してしまいましょう。そして、全て出して空になったら、ウエットティッシュや雑巾で奥まで拭き掃除して、さっぱりきれいにしておきます。

カンタンお片付けSTEP2:ストックを考慮して収納へ

次に、グループに分けた物をそれぞれケースに収めていきます。収納ケースは、高さがあり中身が見えない物よりも、高さが低く中身が見えやすい物がおすすめです。洗面台下は扉を閉めてしまえば中身が見えないので、高さのあるケースに入れて隠す必要はありません。扉を開けて、立ったまま何がどこにあるか把握しやすい方が、在庫チェックがよりスムーズにできます。

ケースに収める時には、今の暮らしに必要な「ストックの数」も改めて考えてみましょう。詰め替えがなくなったら一つ買い足すルーティンにして、ストックを増やし過ぎないことも大切なポイントです。

  • 定番品を決めて、使い切ることを意識する
  • 同じ用途の物をいくつも持たない
  • 化粧品は肌に合わなくなる場合もあるので、あえてストックを持たない

使いかけのもの、似たような種類のストックが増えてきてしまうと、物の整理だけでもかなり手間がかかってしまいます。お片付けの機会に、今のスペースに合った消耗品の種類と数を知っておくと、これからの暮らしがもっとラクになりますよ。

カンタンお片付けSTEP3:動線に合わせて収納位置を決める

奥に配管があり、収納が難しいと感じる洗面台下の収納では、最初から「収納スペースを増やしてから、全て収めよう」とは考えないようにします。まずは「今あるスペースを生かして、よく使う物を取り出しやすくする」ことを優先して考えることが、とても大切です!

毎日使うヘアアイロンなどは扉を開いたらすぐ取り出せる位置に

ストックなどでゴチャゴチャしがちなお掃除グッズもすっきり!

洗面台下では、扉収納を活用することがおすすめです。毎日よく使う物を扉にかけておくと、立ったままでラクに出し入れができます。筆者宅では、左側にはワイヤーかごを取り付けてヘアアイロン。右側には100円ショップで購入したフックにアルコールや洗剤、ゴム手袋、お掃除用ブラシをかけています。

両開き扉の場合は、真ん中が一番取り出しやすいゴールゾーンです。普段よく使う物を入れたケースは真ん中に、シャンプーやトリートメントのストックなど使う頻度が低いケースは両端に配置しましょう。

100円ショップにある冷蔵庫用の小さなポケットを活用して、ケース内に仕切りを付けておくと便利です。試供品やデンタルフロスなど小さなものにもきちんと定位置を決めてあげると、在庫を忘れて二重買いしてしまうことも防げますよ。

“シンデレラフィット”よりも見やすさ重視ですっきり!

ゴチャゴチャになりやすい洗面台下の収納も、正しいお片付けの手順を知っていれば、収納グッズをたくさん増やさなくても意外にすっきりと収められます。

収納とは、全ての物をぴったり収めることが目的ではなく、よく使う物がいつも分かりやすく、すぐに使えるようにスタンバイできていることがとても大切です。まずは物の整理から、そしてケース内に細かな仕切りを入れることと、動線に合わせた配置を意識して、見やすさ重視のお片付けを進めてみてくださいね。一人暮らしでもすっきりきれいな洗面台下の収納になるよう、ご参考にしていただければうれしいです。

のぞみ

シンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころも かろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案している。
Instagram ▶ @non.karoyakani

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