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物価高騰で家計がピンチ! 食費をラクラク減らせる上手な買い物のコツ

目次

物価高が続いている中で、「食費」は家計の出費を抑えるために見直しやすいもの。少しでも食費を抑えるために、自炊を始めたのはいいけれど、食材を買い過ぎて腐らせてしまったり、ついスーパーマーケットに寄る頻度が高くなってしまったりなど、買い物の失敗で結局節約にならなかった…なんて経験をしたことがある方も多いはず。そこで今回は、数々の食費節約術を紹介している時短節約家のくぅちゃんさんに、節約にも食品ロスの削減にもなる上手な買い物のコツを教えてもらいました!

必要以上に買わないために、買い物前に家にある食材をチェック

「食費を節約するには、必要以上に買わないことが効果的です。そのためにまずは今、家族が食べられる物がどのくらいあるのか、どんな物があるのかを把握することが大切です。冷蔵庫内にある食べ残しや、使い切っていない食材、乾物やインスタントの保存食などの在庫を確認し、買い物に行く前に1週間分の献立を決めてしまいます」(くぅちゃんさん)

主食となる物があれば、それに合う副菜を考えた献立を作り、足りない物だけをリストアップしてみましょう。買い物リストを作成することで、スーパーマーケットに行ってから何を作り、何を買うかなど考える時間を短縮し、余計な物を買ってしまうリスクを軽減することができます。

献立は「食べなければいけない物」を優先して考える

「節約を考えた献立作りにおいて、重要なポイントとなるのが“食べなければいけない物を優先した献立”を作ること。食べたい物をメインにしてしまうと、新たに食材や調味料を買いそろえなくてはいけないケースも出てきます。足りない物を買い足すという流れを作り、習慣化することは、節約だけでなく食品ロスの削減にもつながります。1週間分の献立を作るのが難しい…と思ったら、初めは2~3日分からチャレンジしてみるといいですよ」(くぅちゃんさん)

見切り品に惑わされない! 食べたい物を買った方が満足度UP

買い物は1週間に1~2回程度、できる限りまとめ買いするのがおすすめです。必要な物だけをまとめ買いをすれば、献立に合わせて下ごしらえも一気にできるので、時間使いも上手になるはずです。

「買い物先で気を付けなければいけないのは、見切り品やお買い得品を買わないようにすること。見切り品を見つけたのに買わないと、なんとなく損した気持ちになるかもしれません。しかし、買わないということが一番の節約であり、一番の得なんです。食べたい物や必要な物をしっかり買った方が、買い物という行為の満足度も上がるし、お金の使い方としても理想的ですよね」(くぅちゃんさん)

「節約」という言葉をポジティブに捉えてほしい

食材の在庫管理、献立作りなど食費削減を目指した行動は、やらなくても別に大した金額ではないと思うかもしれませんが、それが1カ月、1年、10年…となった場合、かなりの金額になるので、日頃から節約意識を身に付けることが大切です。もちろん、一人暮らしの方や料理が苦手な方などは、無理のない範囲で大丈夫!

「節約意識を持つことで、ケチケチしていると思われることもあるかもしれませんが、今ある食材をきれいに食べ切るということは正しいこと。“節約”という言葉は、ネガティブなイメ―ジやマイナスなイメージを持たれがちですが、人として気持ちの良い生き方の一つであったり、環境にも優しいというポジティブなイメージとして捉えられるようになると良いですよね」(くぅちゃんさん)

食べなかった物を捨てるということは、お金を捨てているのと同じこと。「段取り八分の仕事二分」といわれるように、事前準備を習慣化し、上手な買い物をして、物価高を乗り越えていきましょう!

取材・文=三上美保子

くぅちゃん

6年間で1,000万円貯めた節約主婦として、テレビ・雑誌・新聞など多数出演。イギリスの「The Times」や「ウォールストリートジャーナル」にも節約主婦として掲載歴あり。現在、時短節約家としてSNSやメディアなどで情報発信中。著書に『節約主婦の今すぐ真似できる1000万円貯蓄(KADOKAWA)』がある。

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