
グリーン&間接照明のインテリアテクニック!"いい部屋”のつくり方
第3回『暮らしフォトコンテスト』応募作品で特に多かったものが、グリーンを生かしたインテリアと、間接照明を生かしたインテリア。近年の流行でもある二大テーマでつくる“いい部屋”の極意を、インテリアコーディネーターのくろだあきこさんに教えていただきました!
観葉植物・花などのグリーンや間接照明は、比較的手軽に取り入れられるため部屋のイメージを一新したい時にぴったり。どちらも落ち着いた雰囲気を演出し、心の安らぎや集中力をアップさせるなど心理的な効果ももたらしてくれます。センス良く見せるには、置き方や数にひと工夫加えてみましょう。
「グリーンも間接照明も、大小のものを複数配置すると空間に調和し、ぐんとあか抜けて見えます」と話すのは、インテリアコーディネーターのくろだあきこさん。室内の奥のほうに、大きめのグリーンや壁を照らす照明などを設置すると視線が誘導されて、部屋を広く見せる効果があるそう。今回は応募者からの作品を参考に、それぞれグリーンと間接照明を生かした理想のインテリアをイラストで再現しました。くろださんのチェックポイントをもとに、あなたの“いい部屋”づくりにぜひ取り入れてみてくださいね。
 
「小さい観葉植物を何個も並べるより、背の高いものも取り入れて大小のメリハリをつけるとインテリアにインパクトが生まれます」と、くろださん。部屋の3ヵ所にグリーンコーナーを作ると、どこに座っても観葉植物が視界に入り、バランスのよい配置に。背の低いものは床置きせず、プランタースタンドなどを取り入れるとインテリアのアクセントにも。ダイニングテーブルには、食事の邪魔にならない小さな季節の花がおすすめ。
観葉植物をインテリアの主役にしたい時は、数を多めに取り入れると成功しやすい。特に窓辺にグリーンのスポットを設けると、屋外とのつながりが生まれて空間が広く見える。ベランダの場合は、窓から見える屋外にも観葉植物を配置してみよう。
観葉植物は大小組み合わせたものを“三角形”を意識しながら並べると空間に奥行きが生まれる。例えば、窓辺で3つの観葉植物を使って小さな三角形を、部屋全体で大きな三角形を作るイメージで配置してみると、グリーンの存在感が際立ち、開放的な雰囲気に。
フォトコンテスト応募作品
MONAKAさんのお部屋
 
お部屋のテーマは「癒しの空間」。お気に入りの小物やグリーンなど、好きなものに囲まれた空間づくりを意識し、香りにもこだわっているMONAKAさん。複数の観葉植物や花を上手に組み合わせている点が評価されての入賞。
 
スタンド型、床置き型など複数の間接照明を組み合わせて部屋の印象をドラマチックに。ひとつはソファの横に設置すると、読書灯にもなって便利。「くつろぎの部屋としても、作業部屋としても使えるよう、メインの天井灯はあえてシーリングライトのままで。おすすめはリモコンで調光・調色ができるタイプ。手軽に部屋の雰囲気が変えられます。間接照明と上手に使い分けましょう」(くろださん)
部屋が広く感じられるのも間接照明のメリット。光の陰影によって立体感や奥行きが生まれ、天井が高く見えるなどの視覚的な効果が得られる。広い壁や隅を照らしながら、部屋全体に光で三角形を作ることを意識するとGOOD。
飾り棚やテレビ台などの裏に間接照明を仕込むと、雰囲気がぐんとアップ。両面テープで取り付けられるバータイプや、テープ状の照明器具を使えば簡単。背が低めの家具裏に設置するのがすてきに見せるコツ。
フォトコンテスト応募作品
syashinkaさんのお部屋
 
お部屋のテーマは「バーカウンターと光源ライティング」。棚を壁から離して設置することで、カウンター風に演出。間接照明とオーディオの光が相まって、個性あふれる空間に。
取材・文=植木淳子 イラスト=園内せな
教えてくれたのは
くろだあきこ
インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー1級。プチプラコーディネートからホテルライクなスタイリングまで、幅広い暮らしのアイデアを専門家の立場から提案。WEBや雑誌、新聞の連載など、幅広く活動中。
インフォメーション
暮らしフォトコンテスト
 
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
         
        
        
        