掃除・収納

大掃除で“いい部屋”をキープ!2つのことを意識するだけで快適な空間を維持

大掃除をきっかけに、“いい部屋を維持”する方法をプロが伝えます。たった2つのことを意識するだけで、散らかりにくい部屋になります。

“いい部屋”を長持ちさせる大掃除の極意

大掃除は、好みに整えた心地よい空間…“いい部屋”を長く保つ絶好のチャンスです。ポイントは、不用品を手放すことと収納を見直すこと。モノが減れば空間が広がり、掃除や整理も楽に。加えて、モノの定位置が決まればサッと戻せるようになり、片付けが自然と習慣になります。

「大掃除はたまった汚れをリセットするものではなく、新年を快適にスタートするためのもの――そう考えると、大掃除はいい部屋を維持するきっかけになります。完璧を目指すとマイナスばかりが目につきますから、快適な空間づくりを目指して、楽しい気持ちで挑戦してみてください」(大津さん)

手放してモノを減らす

家の中には、使えるけれど使っていないモノがたくさん眠っています。過去や未来ではなく“いま”を基準に、役割を終えたモノは手放していきましょう。タオルやビニール傘など、気付かないうちに同じモノがいくつもたまっていることがあるので、掃除のついでに必要な個数以外は処分を。捨てるのをもったいなく感じたり、罪悪感がある場合には、リサイクルや寄付をすると手放しやすくなります。

ココをCheck!

クローゼットやたんすには、好みが変わって使わなくなった衣類やアクセサリー、置き場に困ってしまい込んだモノがたまりやすいので、くまなく確認を。

収納を見直し余白を残す

取り出したモノが戻しづらいとどうしても片付けがおっくうになるため、戻しやすい収納に整えることが部屋を散らかさないコツです。大掃除の際にモノの定位置を改めて見直し、よく使うモノから順に、手が届きやすいスペースに割り振りましょう。さらに、収納するモノの量をスペースの8割までに抑えると、手を入れる余白ができて片付けやすくなります。見せる収納の場合、6割までにとどめると雑然とせずスッキリ!

ココをCheck!

入った瞬間に目に入る玄関をきれいに整えておくと、家全体の快適さが底上げされます。靴をたたきに出しっ放しにせず、靴箱の整理を心がけると◎

取材・文=杉原由花 イラスト=ヨシカワミノリ

教えてくれたのは

大津たまみ

1970年生まれ、愛知県出身。一般社団法人日本清掃収納協会会長。株式会社アクションパワー取締役会長。一般社団法人生前整理普及協会代表理事。清掃収納マイスター1級認定講師のほか、ジュニア片付け収納マイスター認定講師、風水師の資格も。「お掃除お片づけ」のプロとして30年以上のキャリアを持つ清掃業界のカリスマ的存在。年間200本以上の講演のほか、テレビ・雑誌・ラジオなどで片づけや掃除法を伝授する

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