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防災と暮らし研究室『ぼ・く・ラボ』がやさしく解説!家においておくべき住宅避難グッズはこれ

目次

令和6年能登半島地震で改めて防災意識が高まっている今、自宅に備えておくべき防災グッズを確認しておきたいもの。大東建託の防災と暮らし研究室『ぼ・く・ラボ』が、必要なアイテムをジャンル別に分かりやすく教えてくれました。長期間の住宅避難を余儀なくされた時のために、日頃からしっかり準備しておきましょう。

「自宅に被害がなく暮らし続けられる場合は、自宅での避難生活=住宅避難をすることもあり得ます。新型コロナウイルスの感染症拡大時の住宅避難も記憶に新しいところ。必要な防災グッズは、日用品として使うことで定期的に新品と入れ替える“ローリングストック法”を用いて家族の人数分の必要量を常備しておきましょう。ここで紹介するアイテムと数量は、家族4人分を想定しています」(ぼ・く・ラボ)

【①衛生グッズ】避難生活で感染症を防ぐ必携アイテム

災害によりインフラが破壊されると、電気、ガス、水道が止まってしまいます。そうなった時、手を洗ったり、お風呂に入ったり、トイレに行ったりという当たり前の行動ができなくなり、衛生的な生活を送ることができなくなります。そうなると怖いのが、新型コロナやインフルエンザなどの感染症。そんな時に必要なアイテムは?

「避難所などで心配なのが生活環境の悪化による感染症の流行です。住宅避難の場合も不衛生が原因の食中毒などを防ぐためにも、消毒液とマスクは必ず備えておきましょう。消毒液は手指が汚れた時に拭いて衛生対策に。マスクはせきやくしゃみ、飛沫による感染を防ぎます」(ぼ・く・ラボ)

「お風呂に入れない時、ボディシートで体を拭いて清潔に保つことで感染症を防ぐことができます。水よりも汚れ落ちがよく、1枚で全身が清潔に保てるので便利です」(ぼ・く・ラボ)

「口の中が不衛生になると、虫歯だけでなく肺炎などの遠因になることもあります。ウェットティッシュを1枚、指に巻き付けて歯磨きをしましょう」(ぼ・く・ラボ)

「水を流せばトイレは使えると思うのは間違いで、下水が破損していると逆流して汚水があふれてしまう場合もあります。また、平均して1人につき1日5回はトイレに行くという統計があります。上下水道の復旧には1ヶ月以上かかる場合もあるので、避難所などに移動するまでの間の7日分くらいは、家の分を準備しておきましょう」(ぼ・く・ラボ)

【②食事まわり】非常食は7日分、水は1人1日2ℓの計算で

災害で道路が被災すると通行止めや交通渋滞などで物流が滞り、深刻な物資不足が続くことに。大地震の場合、行政などが物資を手配するまで1週間程度かかると想定されています。非常食として、缶詰やレトルト・フリーズドライ食品などを家族の人数分×7日分、水は最低でも1人1日2ℓ分×7日分は備えておきましょう。6本入り5ケース分を買うと、ちょうどいい分量を切りよく備えられます」(ぼ・く・ラボ)

「食事は、まずは冷蔵庫・冷凍庫に残った食料から食べていきます。食パンや野菜などを冷凍して常備おくと、非常時に自然解凍するだけで食べられるのでおすすめです。それらがなくなったら、買い置きしておいた非常食を食べます。非常食はローリングストック法で、常に賞味期限内のものをそろえておきましょう。缶詰、レトルトやフリーズドライといった日持ちする非常食を買う時は、値段の安さよりも味と好みを重視すること。食事がおいしいことは、つらい避難生活のストレス解消にもつながるからです。また、避難生活は栄養が偏りがちなので、野菜がしっかり取れるフリーズドライ食品は特におすすめです」(ぼ・く・ラボ)

「ガスや電気が止まった時、調理したての温かい食事ができるようにカセットコンロとボンベを出しやすい場所に備えておきます。ボンベが足りなくならないように十分な量を備えておきましょう」(ぼ・く・ラボ)

「水道が止まると食器を洗うことができなくなります。また、給水車などで水をもらえるようになってからも、その量には限りがあるので節水が必要。そこで役に立つのがラップです。皿などの食器に巻いて使い、食事が終わったらラップだけを外して捨てると、食器を汚さずに繰り返し使うことができます」(ぼ・く・ラボ)

【③便利グッズ】ポリ袋や新聞紙はマルチに使えるので常備を

衛生面、食事面など最重要なグッズ以外にも生活の助けとなる防災グッズを教えてもらいました。

「電気が止まった時に必要なのは、非常用の照明器具。小さくても明るく、点灯時間も長いLEDランタンがおすすめです。アウトドア用のものは安定感があって倒れにくく、丈夫で水ぬれにも強いので、住宅避難に備えて複数個そろえておくと便利です。最低でもリビング、キッチン、トイレに1台ずつ置けるようにしておきましょう。また、両手が空くヘッドライトも家族分、用意しておくとさらに安心です」(ぼ・く・ラボ)

「夏場に避難生活を送ることになった場合、冷蔵庫にたくさん食料があっても腐ってしまえば元も子もありません。クーラーボックスを1台持っていれば、保冷剤を入れて冷蔵庫の代わりに使うことができます。普段から保冷剤や氷を冷凍庫の中に多めに備蓄しておきましょう」(ぼ・く・ラボ)

「避難生活で何かと便利なのはポリ袋。ゴミ袋として使うだけでなく、厚みがあり耐熱性のポリ袋なら湯煎などで調理に使うこともできますし、給水時の水の運搬にも使えます。また、便器の上にポリ袋をかぶせて、そこに新聞紙をちぎって入れ、消臭剤をかければ簡易トイレに。使い終わったら袋の口を閉じて捨てます。ごみ収集が停止している時は、ふた付きのゴミ容器などに入れて家の外などで保管しましょう。また、レジ袋タイプのものは手当て時に手袋代わりに使うと感染防止になり、骨折などのケガをした場合の三角巾代わりにも使えます」(ぼ・く・ラボ)

「新聞紙は災害時にマルチに使える便利グッズ。コップ型、箱型、舟形などに折り、そこにラップやポリ袋をかぶせることで紙食器が作れます。また、重ねて板のようにして強度をつけると骨折時の添え木代わりにも。寒い時には数枚重ねてテープで止めたものを羽織れば防寒着の代わりにもなり、お腹に巻いてその上からラップを巻けば腹巻きの代わりにもできます。折ってからガムテープなどで止めて、スリッパ代わりにも使えます」(ぼ・く・ラボ)

「テレビも見られず、新聞も届かず、スマホも使えない非常時。デマやフェイクニュースも増える中、正しい情報を知るためには電池で使える携帯ラジオが便利です。電池も合わせて備えておきましょう」(ぼ・く・ラボ)

【④外出時の備え】ないと困るものや軽量の防災グッズはバッグに常備

いつ起こるか分からないのが地震や自然災害の怖さ。外出時のバッグにもないと困るものや最低限の食料、軽量な防災グッズを持ち歩けば、いざという時に困りません。

「マスクやメガネ、常備薬など、ないと困るものを常備しておくと安心です。水1本にチョコレートやようかんなどの軽くてカロリーの高いものなど、最低1日は困らない食料も常備しておきましょう。防災グッズとして売られている小さくて軽いアルミ製のブランケットを防寒用に持ち歩くのもおすすめです」(ぼ・く・ラボ)

食品だけでなくトイレットペーパーやウェットティッシュ、ペット用品などもローリングストック法で備えておくと災害時に役立てられます。いざという時に困らないように、普段使い慣れたものなどをちょっと多くストックしておくだけでも備えになりますので、ぜひ実現してみてください。

取材協力=ぼ・く・ラボ 取材・文=本嶋るりこ

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