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「WBC」目前、侍ジャパンがいよいよ実戦公開!福岡ソフトバンクとの強化試合は両者共に見どころ満載

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2023年3月8日(水)に開幕する、野球の世界一決定戦「2023 ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)」。3大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパンは目下、宮崎キャンプで調整中だ。“村神様”こと村上宗隆(東京ヤクルト)や“令和の怪物”佐々木朗希(千葉ロッテ)ら、そうそうたるメンバーが仕上げを進めている。

そしていよいよ、2月25日(土)からは侍ジャパンの強化試合がスタートする。25日(土)、26日(日)の福岡ソフトバンク戦を皮切りに、中日、阪神、オリックスとの計6試合を予定。そこで、侍ジャパンの試合がいち早く楽しめるソフトバンク戦にスポットを当て、注目選手をチェック。巨大戦力を誇るソフトバンクが相手とあり、好勝負が期待できる2連戦の見どころを押さえておこう。

侍ジャパンの豪華過ぎる投手リレーに期待、栗山監督はどうつなぐ?

大谷翔平(エンゼルス)ら5人のメジャーリーガーが名を連ね、歴代最強の呼び声が高い今回の侍ジャパン。残念ながらルール上、メジャー組は3月6日(月)以降でないと試合には出られない見込みだが、国内組のみの出場でも十分過ぎる陣容だ。

まずは投手の起用法に注目したい。WBCでは投球数に制限があり、先発が早めに降板する可能性が高いことから、「第2先発」が試合の鍵を握るとされている。先発の柱はメジャー組の大谷、ダルビッシュ有(パドレス)と、山本由伸(オリックス)、佐々木が有力だが、「第2先発」候補にも各球団のエース格がずらり。今永昇太(横浜DeNA)、戸郷翔征(巨人)、高橋奎二(ヤクルト)、高橋宏斗(中日)、宮城大弥(オリックス)といった面々を、どのように起用するのか。国際試合の舞台に強い今永は昨年11月の強化試合同様、先発起用の可能性もある。

また、ゲームを締めくくるクローザーの人選も気になるところ。東京五輪で2勝3セーブを挙げて胴上げ投手となった栗林良吏(広島)、救援陣で唯一の左投手・松井裕樹(東北楽天)、さらには最速159キロを誇る大勢(巨人)も控える。強化試合での内容が本番にどう結び付くのか、それぞれのコンディションに注目が集まる。

山本は昨季、2年連続で先発投手の主要タイトル4冠を独占。2年連続の4冠は史上初
写真:アフロ

一方、野手陣には三冠王の村上をはじめ、打撃二冠の山川穂高(埼玉西武)、代表戦で何度も活躍してきた山田哲人(ヤクルト)、驚異の出塁率を誇る近藤健介(ソフトバンク)らが名を連ねる。メジャー組抜きとはいえ、組まれる打線はオールスター級。また、走塁技術の高い源田壮亮(西武)や周東佑京(ソフトバンク)らの、足を絡めた攻撃にも期待したい。

V奪還に燃えるソフトバンクは、大補強で獲得した新メンバーに注目!

3年ぶりのリーグV奪還に燃えるソフトバンクは、新戦力のお披露目が大きな見どころに。松田宣浩、デスパイネらベテラン勢が退団し、エース・千賀滉大がメジャーに移籍した若鷹軍団は、オフに大補強を敢行。特に投手の強化が目立ち、メジャーから日本に復帰した有原航平、前ロッテのロベルト・オスナ、前阪神のジョー・ガンケルを獲得した。先発候補の有原、ガンケルの登板は不透明だが、守護神が内定しているオスナは登板の可能性あり。展開次第ではモイネロ、又吉克樹らとの盤石リレーが見られるか。

また、捕手には横浜DeNAから嶺井博希がFA加入。正捕手の甲斐拓也が侍ジャパン入りしているため、嶺井のスタメンマスクが早速実現しそうだ。今後甲斐との正捕手争いが待ち受ける嶺井にとって、安定したリードはもちろん、バットで貢献できれば大きなアピールとなるだろう。

攻撃面では、巨体&立派な顎ひげが目印の新外国人、コートニー・ホーキンスに注目したい。キャンプの実戦では早速快音を響かせるなど、対応力の高さを発揮。持ち前のパワーを生かした、名刺代わりの一打に期待がかかる。

そして新戦力もさることながら、柳田悠岐ら主力の活躍なくしては始まらない。主将・柳田と新選手会長・今宮健太はシーズンに専念するため代表入りを辞退しており、リーグ優勝に懸ける思いは強い。さらに東京五輪メンバーの栗原陵矢が昨季の大けがから復活。選手層の厚い常勝軍団が、世界に挑む侍ジャパンに“活”を入れる。

強化試合6試合を経ていざWBC本番へ、地上波中継はテレ朝&TBS系

前回のWBCは、準決勝で日本を破ったアメリカが優勝した
USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

侍ジャパンはソフトバンクとの2連戦の後、3月3日(金)、4日(土)に中日との2連戦を予定。その後メジャー組の出場が可能になる3月6日(月)に阪神、翌7日(火)にオリックスと戦う。

そしてWBCの1次ラウンドへ。日本は東京ドームを舞台に戦うPOOL Bに入っており、9日(木)に中国、10日(金)に宿敵・韓国、11日(土) にチェコ共和国、12日(日)にオーストラリアと対戦。5チーム中、上位2チームが準々決勝へ進出する。王者返り咲きを狙う歴代最強ジャパンの雄姿を見届けよう。地上波では、強化試合の一部とWBCの日本戦および準々決勝以降を、テレビ朝日系とTBS系が生中継する。

※記事の情報は全て2月13日時点のものです。
※高橋宏斗の高は「はしごだか」。

文=井上潤哉

放送情報

カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎「侍ジャパン×福岡ソフトバンク」

放送日時:2023年2月25日(土)13:30~テレビ朝日系、2月26日(日)14:00~TBS系

※両日ともBS局でリレー中継あり

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