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【週末エンタメ】ついに最終章!新旧キャラクターが交わる「ジュラシック・ワールド」シリーズの軌跡

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現代によみがえった恐竜が引き起こすパニックを描く人気シリーズの最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が2022年7月29日(金)に公開される。『ジュラシック・パーク』(1993年)からの計5作で全世界興収累計5,000億円以上という数字を叩き出してきたこのメガヒットシリーズがついに最終章を迎える。そこで、気になる最新作の見どころと共にシリーズの軌跡を振り返っていきたい。

惨劇から22年、パークを飛び出して繰り広げられるさらなる大パニック!

遺伝子操作によって現代によみがえった恐竜がもたらすパニックを描く (C) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

大富豪のハモンドが絶海の孤島イスラ・ヌブラルに造り上げた“ジュラシック・パーク”。クローン技術によって再生された恐竜たちが闊歩するこのテーマパークが開業前に事故を起こしてから22年、島についにテーマパークがオープンするところから「ジュラシック・ワールド」シリーズは幕を開ける。

恐竜の調教師オーウェンを主人公とする「ジュラシック・ワールド」シリーズ (C) 2021 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

運営責任者・クレア(ブライス・ダラス・ハワード)は施設に2人の甥を招くが、その矢先、遺伝子操作によって生み出された大型恐竜インドミナス・レックスが脱走してしまう。パーク内のすべての命が危機にさらされる事態に、クレアと調教師・オーウェン(クリス・プラット)は、彼が育てたヴェロキラプトルらとともにインドミナス・レックスを止めるべく奮闘する。

それから3年後を描いた『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)。多くの恐竜が放置されたイスラ・ヌブラル島の火山が噴火する中、恐竜保護団体を設立したクレアは、ある財団の依頼を受ける。ラプトルのブルーをはじめとする恐竜たちを救うため、オーウェンや傭兵部隊とともに島に降り立つが、傭兵たちに裏切られブルーを連れ去られてしまう。

施設で起きた事件を経て、商業主義者から恐竜を保護する立場へと改心したクレア (C)2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

ブルーを助けるため、恐竜が積み込まれた船に乗り込んだオーウェンとクレアだったが、行き着いた財団関係者の屋敷で目にしたのは、恐竜がオークションで売りさばかれる光景、そして兵器として新たに生み出された遺伝子組み換え恐竜の姿だった……。

最新作の鍵を握る!「ジュラシック・パーク」3部作に登場する3人の博士の活躍をプレーバック!

最新作の鍵を握るのが、グラント博士(サム・ニール)、サトラー博士(ローラ・ダーン)、そしてマルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)の旧3部作に登場したレジェンド3人。

グラント博士と子どもとの交流はシリーズの大きな魅力 (C)2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

1作目の主人公グラントは、現代によみがえった恐竜に興奮を隠せないものの、その存在には疑問を持つ恐竜専門の古生物学者。ラプトルを甘く見る子どもに対し、恐ろしさを真顔で語ったり、一緒にツアーを回ることになったハモンドの孫を邪険に扱ったり、子ども嫌いの気難しい性格の持ち主だ。しかし、恐竜が野放しになってしまうと、豊富な知識をフル活用し子ども2人を守り抜こうと奮闘する頼れる一面ものぞかせた。

『ジュラシック・パークIII』(2001年)では、再び主人公として登場し、恐竜の保護区となった島で行方不明になってしまった少年の捜索をすることになるが、事件の記憶から以前のように恐竜を愛せなくなってしまう葛藤も抱えていた。

サトラー博士とトリケラトプスとの交流はファンにはたまらない! (C)2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

そんなグラントの恋人であり、研究助手としてパークに同行した古植物学者サトラーは、怪我をしたトリケラトプスの面倒を見るなど優しさに満ちた人物。その上、窮地を脱するために自らの危険も顧みない勇敢さ、怪我を負いながらもラプトルから逃げる屈強さを持ち、数々のピンチを切り抜けた。

『ジュラシック・パークIII』では、国務省関係者と結婚し、2人の子どもを育てる母親エリー・デグラーとして再び登場。グラントとは別れたものの良好な関係を築いており、なす術のないグラントからの一瞬の電話で事態を察し、現地に軍を派遣する活躍を見せた。

前作でも皮肉屋ぶりを発揮したマルコム博士も再登場 (C)2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

そして、数学者として2人とともにパークの安全性を確かめるために呼ばれたマルコム。派手な身なりとおしゃべりな性格ゆえに、軽薄な男といった雰囲気を醸し出しているが、パークについては否定的な考えを真っ先に述べる良識の持ち主。恐竜に怯えながらも、進んでおとりになる勇敢な一面も持っていた。

そのマルコムが主人公となった『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)では、恐竜の飼育地となっていたイスラ・ソルナ島の調査をハモンドから頼まれ、古生物学者の恋人が一足先に現地にいることを知り、嫌々島に向かうも、数々の危機を乗り越えて生還。さらに『炎の王国』でも有識者として議会で恐竜の運命を自然に委ねるべきと主張し、ラストには皮肉めいた言葉を残した。

新旧キャラクターがそろい踏み!集大成と呼ぶべき大スケールの最新作

『炎の王国』から4年後を描く『新たなる支配者』。恐竜たちが世界中に放たれ、分布を広げる中、オーウェンとクレアは屋敷で出会ったクローン人間の少女メイジー(イザベラ・サーモン)とともに山奥で人目を避けて暮らしていた。ある日、オーウェンは子どもを連れたブルーと再会するが、何者かによってブルーの子どもが連れ去られてしまう。救出へ向かうオーウェンたちだったが、人類と恐竜の共存の道を脅かす、恐るべき計画を知ることに…。

旧作を思わせるようなオマージュシーンも盛り込まれている (C)2022 Universal Studios and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.

また、サトラー博士は、恐竜の研究を行う巨大バイオテクノロジー企業をある目的から追っていた。彼女のもとにグラント博士が駆けつけ、さらにマルコム博士も彼らに協力することに。1作目以来29年ぶりに顔を合わせるレジェンド3人。主婦としての姿ではなく博士として再登場するサトラーとグラントの久々の再会、新シリーズのキャラクターたちとの顔合わせなど、期待が高まるトピックばかりだ。

街中で繰り広げられる恐竜との迫力満点のチェイスも見どころ (C) 2021 Universal Studios and Storyteller Distribution LCC. All Rights Reserved.

森の中はもちろん、街中や氷上など世界中のあらゆる場所で、新種を含む多様な恐竜が襲い掛かるという、これまでにない規模感で物語が展開される『新たなる支配者』。果たして人類と恐竜はどのようなエンディングを迎えるのか?約30年にわたるシリーズの集大成を見届けたい。

文=ケヴィン太郎

インフォメーション

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』

2022年7月29日(金)より全国ロードショー

https://www.jurassicworld.jp

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