
大切な推しのグッズとどう付き合う?“収納”と“ディスプレイ”で楽しむお部屋づくりのコツ
推し活を続けるなかで、気づけば少しずつ増えていく推しの公式グッズたち。「片づけたいけれど、どこから手をつければいいかわからない…」と感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は、推しのグッズ収納の情報を発信し続けているmicoさんに、“収納”と“ディスプレイ”を軸にした、推しがいる方に向けたお部屋づくりを伝授してもらいました。新生活のタイミングに、自分らしい推しのお部屋づくりを始めてみませんか?
推しがいる人向けのお部屋づくりを考えるうえで基本となるのが、“収納”と“ディスプレイ”という二つの視点です。
「収納は大切な推しのグッズを劣化や破損から守るため、ディスプレイは推しを身近に感じながら空間を楽しむため。それぞれ目的が異なります」(micoさん)
お部屋づくりでは、この“収納”と“ディスプレイ”をうまく使い分けることが大切です。
さらに意識しておきたいのが、今後もグッズが増えていくという前提で収納を考えること。収納スペースにあらかじめ余白を残しておくと、こまめに収納用品を買い足す必要がなくなります。また、出し入れが面倒にならない仕組みを整えておくことで、収納がラクになります。
「グッズ収納に限りませんが、片づけを負担に感じるのは、どなたにでもある自然な感覚です。少しでも負担を感じないよう『これはここに入れる』と決めておくことで、迷いが減り、お部屋づくりがスムーズになります。」(micoさん)
非常に多くの種類がある推しのグッズ。お部屋づくりを考えるうえで意識しておきたいのが、幅広いグッズの傾向です。
micoさんは、次のように大きく4つのカテゴリーに分けて考えているといいます。
①紙類
トレーディングカード、ブロマイド、写真、コースター、ポストカード、名刺サイズカード、A4クリアファイルなど、薄く平面的なグッズがここに該当します。枚数が増えやすいのが特徴です。
②小型の立体グッズ
缶バッジ、アクリルキーホルダー、アクリルスタンドなどの薄型のグッズ。特にアクリル素材はデリケートで傷つきやすい点に注意が必要。
③大きめの立体グッズ
フィギュア、ぬいぐるみ、ペンライト、CD、書籍など。サイズや形状がバラバラで、収納スペースを圧迫しやすいカテゴリーです。
④アパレル・布製品
Tシャツ、タオル、バッグなど。普段使いするものと観賞用として保管するものとで、収納方法が変わります。
グッズの中でも、特に量が多くなるのが紙類のグッズです。特に人気が高いトレーディングカード、ブロマイド、ポストカードなどは、スリーブに入れてからファイルやバインダーに収める二重構造での保管がおすすめです。
表面の擦れや指紋、汚れを防ぐことができ、きれいな状態を保ちやすくなります。また、グッズを第三者と交換する際のマナーとしても安心です。
紙類の収納には、リフィル式のバインダーが向いています。増えていくグッズに応じてリフィルを追加していく形式なら、グッズの量が増えても柔軟に対応できるからです。
「おすすめのバインダーは、私が監修したナカバヤシの『イレールバインダー』です。背幅が約60mmと広く、リフィルをたっぷり収納できるので、紙類に限らず、厚みがある小型の立体グッズにも使えます」(micoさん)
缶バッジやアクリルスタンドといった小型の立体グッズは、持っているグッズの数に応じて選びましょう。数が少ない場合はリフィル式のバインダー、多い場合は山田化学の「SIKIRIシリーズ」がおすすめです。収納の際には、紙類と同じようにスリーブに入れると、傷や色移りを防ぎやすくなるでしょう。
大きめ立体グッズは、たとえばペンライトはファイルボックス、ぬいぐるみはフタ付きの布製収納ケースなど形や重さに合わせて収納場所を決めていきましょう。
「ぬいぐるみ収納には、無印良品のソフトボックス(フタ式)が便利です。フタがあるのでホコリが付きにくく、軽くて柔らかい素材のため、家具の上の隙間などに置いておいても安心です」(micoさん)
アパレルグッズについては、普段使いするものは通常の衣類と同じ場所に、鑑賞用として保管したいものは、収納ケースに分けるのもおすすめです。
グッズをディスプレイする際に、取り入れやすいアイテムが有孔ボードです。有孔ボードとは等間隔に穴があいた板にフックや棚を自由に取り付けて使える、収納兼ディスプレイ用のボードのことで、micoさんが特におすすめするのが、IKEAの有孔ボード「SKÅDIS」シリーズです。
「有孔ボードを使えば、壁面を活用できるので場所を取らず、省スペースでディスプレイコーナーを作れます。フックや棚を使って自由にカスタマイズできる点も魅力です」(micoさん)
有孔ボードでのディスプレイに向いているのは、軽いグッズです。ぬいぐるみはフックに掛けて飾り、アクリルスタンドはボードに小さな棚を取り付け、自立させればOK。トレーディングカードやブロマイドなどの紙類はスリーブに入れ、クリップを使ってボードに直接留めるか、フレームに入れて立てるといいでしょう。
グッズのディスプレイのポイントは、部屋全体に広げすぎないこと。「この一角だけ」と飾る場所を決めておくと、散らかりにくく、見た目もすっきりします。有孔ボードはその代表例ですが、家族と同居している場合や生活空間とのバランスを取りたい場合には、扉付きの棚の一角をディスプレイスペースにするのもおすすめです。
本体のボードを除き、パーツはすべてmicoさんの自作
自分に合ったお部屋のつくり方を見つけよう
micoさんが一貫して伝えているのは、「お部屋づくりに正解はない」ということです。持っているグッズの量も、部屋の広さも、ライフスタイルも人それぞれ。大切なのは、自分の暮らしに無理なくなじみ、ストレスを感じずに続けられるお部屋のつくり方を見つけることです。
「整っていなくても気にしない、イレギュラーをOKとするくらいの気持ちでいると、収納がぐっとラクになると思います。完璧を目指さず、“収納と“ディスプレイ”を上手に組み合わせて、“宝物”であるグッズと、楽しく暮らしてみるのはいかがでしょうか」(micoさん)
取材・文=杉原由花 写真提供=mico's journal
教えてくれたのは
mico
登録者数7万人超の推し活応援YouTubeチャンネル「mico's journal」を2020年より運営。自身の推し活経験をもとに、シンプルで続けやすいグッズの収納方法など、推し活情報を発信している。2024年からは、「あなたの宝物をいれる」をコンセプトにしたライフスタイルブランド「irelu®」の監修を手がける。