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おかずとご飯が同時に!あったかスープもラクラク!ワザあり炊飯器レシピ

目次

スイッチひとつであっという間に完成する炊飯器レシピ。ご飯とおかずの2品が同時にできちゃうラクラクレシピと、ほっこり温まる優しいスープの計3品を、フードコーディネーター、管理栄養士としても活躍中の人気料理家・新谷友里江さんが教えてくれました。新谷さんのレシピは、色とりどりで写真映えするのはもちろん、食材の栄養を全部食べられるのが最大の魅力。材料を準備すれば後はお任せのラクラク炊飯器レシピ。ぜひチャレンジしてみましょう!

炊飯ボタンを押すだけ!初心者にこそおすすめしたい炊飯器レシピのメリット

1.長時間の煮込み作業要らず!

火加減を調整したり、焦げ付かないように時々混ぜたりと、手間と時間がかかる煮込み料理も、「炊飯」ボタンを押すだけで、後はお任せ!でき上がりまでの時間を有効活用できるのが嬉しいですね。

2.下ごしらえした食材を入れるだけ!

食材を切って、炊飯釜の中にセットし「炊飯」ボタンを押す。これだけで、食材から出るうまみや栄養も全て食べられる最強の栄養レシピができ上がります。健康のことを考えて自炊を始めたという人には、まさに“神家電”!

3.お手入れもカンタン!

調理後、すぐに洗うのは、主に内ぶたと内釜。どちらも柔らかいスポンジと食器用洗剤で優しく洗うだけという、簡単お手入れ。取扱説明書を確認してから、その他のパーツや本体もこまめに掃除しましょう。

最後に加える小麦粉で出す優しいとろみにホッとする。鶏肉と冬野菜のクリームスープ

調理目安 50分

※各調理時間は一般的な炊飯器の炊飯に基づいた目安の時間です。

材料(2~3人分)

鶏もも肉…1枚(250g)
塩…小さじ1/3
こしょう…少々
タマネギ…1/2個(100g)
かぶ…2個(160g)
カリフラワー…1/3個(100g)
かぶの葉…1個分(40g)

A(合わせ調味液)
 水…1と1/2カップ
 白ワイン…大さじ2
 塩…小さじ1/2
 こしょう…少々
 ローリエ…1枚

B(合わせ調味液)
 牛乳…1/2カップ
 生クリーム…1/2カップ
 バター…10g

小麦粉…大さじ1と1/2
黒こしょう…少々

作り方

1.鶏肉は脂身を取り除き、一口大に切って塩、こしょうを振る。タマネギは1.5cm幅、かぶは6等分のくし切りに。カリフラワーは小房に分け、かぶの葉は3cmに切る。

均一に熱を行き渡らせるために、食材の大きさはできるだけそろえよう。

2.炊飯器の内釜にAを入れてさっと混ぜ、鶏肉、タマネギ、かぶ、カリフラワーを入れて普通に炊飯する。

ローリエは肉や魚などの臭みを消すのと同時に、防腐作用も期待できる。

3.炊けたらBを加え、小麦粉を茶こしで少しずつ振るい入れながら、その都度よく混ぜる。かぶの葉を加えて再びふたをし、10分保温する。好みで黒こしょうを振る。

小麦粉は少しずつ振り入れることで、ダマのない、舌触りの良いスープに。

ここがワザあり!

火が通り過ぎると変色してしまうかぶの葉。10分間の保温で調理することで、鮮やかな緑に。

おかずとご飯、2品が同時に完成!にんじんつくね&キャベツとわかめの炊き込みご飯

調理目安 46分

※各調理時間は一般的な炊飯器の炊飯に基づいた目安の時間です。

材料(2~3人分)

<にんじんつくね>
鶏ひき肉…300g
にんじん…1/3本(60g)
長ネギ…1/2本(50g)

A(合わせ調味液)
 しょうゆ…大さじ2
 酢…大さじ1と1/2
 ごま油…大さじ1
 白ごま…大さじ1
 砂糖…小さじ1/2

B(合わせ調味液)
 片栗粉…大さじ1
 酒…大さじ1/2
 塩…小さじ1/4
 こしょう…少々

<キャベツとわかめの炊き込みご飯>
キャベツ…2枚(100g)
しょうが…1かけ
米…1.5合(225g)

C(合わせ調味液)
 水…270ml
 酒…大さじ1
 しょうゆ…小さじ1
 塩…小さじ1/2

わかめ…大さじ1/2
グリーンカール…適量

作り方

1.鶏ひき肉を用意し、にんじんは千切りにする。キャベツは3~4cm角に切る。しょうがは千切りにする。米はさっと洗ってザルに上げ、水気を切る。

つくねに入れる野菜は、レンコンやえのきだけ、ひじきなどもおすすめ。

2.たれは長ネギをみじん切りにして、Aを加えてよく混ぜる。

3.ボウルに鶏ひき肉、にんじん、Bを入れてよく練り混ぜ、6等分にして平らな円形状に成形する。

4.炊飯器の内釜に米、Cを入れてさっと混ぜ、わかめ、しょうが、キャベツを入れてつくねをのせ普通に炊飯する。

つくねから出るうまみをキャベツが吸収しておいしさUP!

5.炊けたらつくねを取り出して盛り付け、グリーンカールを添えて2をかける。ご飯はさっくりと混ぜて盛り付ける。

お米には、つくねと野菜から出たうまみが加わり、しっかりとした味わいに。

ここがワザあり!

落としぶたの役割を担っているキャベツ。キャベツを敷くことでつくねがきれいな仕上がりに。

手が込んでいながらも、炊飯器を使うことでカンタンにでき上がるレシピ2品。どちらも冬の寒さでひんやりした体と心を温めてくれる、優しい味わいのメニューなので、ぜひトライしてみて!

取材・文=中村実香 撮影=奥西淳二

新谷友里江

料理家、フードコーディネーター、管理栄養士。雑誌・書籍などを中心にレシピ開発、メニュー提案やフードコーディネート&スタイリングを幅広く活動中。著書も多数。

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